「健康麻雀」って知ってますか?
先日、久しぶりに麻雀をやってきました。
「目が不自由なのに、麻雀?!」と不思議に思われる方、「よっ、出ました!盲
牌!」と感動する方など、いろいろ感じておられることでしょう。
種明かしをすれば、何のことはありません。普通の牌に透明の点字シールを貼っ
た物を使って遊ぶのです。この方法で遊び始めたのは、盲学校を卒業して間もない
ころでしたが、それまで、父親からの指導で盲牌に挑戦していた苦労が一瞬にして
解消された瞬間でした。
などと書いていると、まるで私はよっぽどのギャンブラーみたいですが、いつま
で経ってもふにゃふにゃと遊ぶ、腕の上がらない麻雀なのです。
視覚障害者が麻雀をやるときには、これ以外にも幾つかの独特な約束事がありま
す。
まず、牌を積もってくるときに、手が当たって山を崩したりしないように、山牌
は2段に積まずに、前後2列に並べます。
また、牌を捨てるときには、必ず声に出して捨て牌を読み上げます。これで、記
憶力の良い視覚障害者なら、ゲームの進め方の参考にできるわけです。
また、他の視覚障害者が手を伸ばして捨て牌を触読しやすいように、捨て牌は山
牌の向こう側に並べておきます。
さらに、誰かがリーチを掛けたら、その人の捨て牌を全て読み上げるということ
もします。
こんなふうに工夫して、視覚障害者は麻雀を楽しむことができるのです。
さて、先日遊んできた麻雀ですが、これは、「賭けない、飲まない、吸わない」
をモットーにしている「健康麻雀協会」主催の麻雀教室でした。
「麻雀」というと、とかく、「徹夜」「ギャンブル」「飲みっぱなし」「聴牌
(テンパイ)タバコで煙もうもう」などと、大変不健康な物になりがちです。
ところがこのゲーム、中国何千年だかの歴史を有する由緒正しい、且つ、優美な
物であるだけでなく、その不健康な3要素を排除してしまいさえすれば、いわゆる
「ボケ防止」に有効な、頭と指先を刺激してくれる素晴らしい遊びなのです。
そこで、上に書いたような3か条を謳い文句にした、純粋に麻雀のゲームの奥深
さを楽しむ団体が発足し、20年ほど活動してきているのです。
ここでは、高齢者対象の大会だけでなく、「点牌(点字の牌という意味)教室」
なる視覚障害者対象の教室や大会が開かれたりしています。
とても懇切丁寧に指導してくれますので、ご興味のある方、晴盲問わずに参加し
てみてはいかがでしょうか。
え?先日の私の成績はどうだったかですって?
はい、「つもり四暗刻(すうあんこう)」で、生まれて初めて「役満」上がりま
して、狂喜乱舞していたのですが、そこで運を使い果たしたらしく、残りの対戦は
全て惨憺たる物でした。とほほ。
健康麻雀協会公式サイト
http://www.kenko-mahjong.com