今日のお昼は麻婆豆腐
近所の公園で、ときおり、「おとうふいかがですかぁ!」という声が響いていま
す。大人の声だけど、どことなくあどけない響きです。
少し前から気になっていたのですが、これは、近所の福祉作業所の利用者が、手
作りしたお豆腐を売っている声だったのです。
担当の若い女性職員さんに少し話を聞いてみました。
美月:現在の利用者はどれくらいいらっしゃるんですか?
職員さん:35名で、その内の二人が肢体不自由者で、残りの33名は知的障害の方で
す。
美月:このお豆腐は、一丁260円と、市価より少しお高いようですが、それはど
うしてですか?
職員さん:材料を宮城蔵王の契約農家から取り寄せていますし、利用者の工賃も入っ
ていますので、少しお高めになっています。
美月:自立支援法が施行されてから、福祉作業所の利用者は、もらう工賃より、利
用者として支払う負担額の方が多くなってしまっていると聞いていますが。
職員さん:はい、そのとおりなんです。しかも、給食も出しているので、その給食
代も負担することになっているので、かなり大変だと思います。
美月:利用者の方の工賃はいくらくらいですか?
職員さん:個人個人で変わってきますが、普通は日給制で、それに皆勤賞などが付
くと月に1万6千円くらいにはなります。それでも、利用する料金の方がかかってし
まうようです。
とても感じ良くインタビューに応じてくださいましたが、職員さんご自身のお給
料も、同世代の平均的給与に比して、かなり低いとのことでした。
この福祉情報の新聞記事としてはいろいろ聞いていた支援法ですが、実際の現場
に携わる方の生の声を伺うと、改めて首をかしげざるを得ない摩訶不思議な法律だ
としか思えないのでした。
とはいうものの、このお豆腐、とても口当たりが軟らかな絹ごしで、風味も良い
のです。
一口味見をした後、身体を温める為、麻婆豆腐にして食べたのですが、姿を変え
ても、やはりとても美味しいお豆腐でした。
皆さんも、近所の福祉作業所の生産物を購入して、生活に取り入れてみてはいか
がですか?