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春うらら
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大きなお友達とも交流

 まずは、ご報告から。
 先日来しつこくお知らせしてきました、私の所属する劇団「演劇結社 ばっかりばっかり」の芝居『トイメン』の公演9公演を、無事終了することができました。ご来場いただいた皆さん、そして応援してくださった皆さん、本当にありがとうございました!!

 さて、今回はまるっきり違う話題です。
 この芝居の前後に、二つの高校と一つの専門学校に福祉の授業の講師として行ってきました。

 専門学校は中野区にあり、ホテルマンやツアーコンダクターのような人たちを養成する学校でした。既に20歳を超えているような人も何人か見受けられ、楽しみながらもちょっぴり大人な真剣さでお話を聞いてくれました。ここは、点字の授業の一環として、視覚障害当事者である私の生活について話したり、誘導の仕方のレクチャーをしたりという内容でした。
 嬉しいことに、その受講生だった青年がマイミク申請してくれたばかりか、今回のお芝居も観にきてくれたのです。きっと、素敵なホテルマンやツアコンさんになってくれることでしょう。

 二つの高校のうち、芝居の翌日に行ってきたばかりの杉並区の学校について少し詳しく書いてみたいと思います。 この学校で私が今回担当したのが、「点字を使ってバリアフリーに遊べる物を作る」という授業のモニターの役割でした。
 びっくりしたのが、ここで打たれていた点字が全て点字テプラで作成されていたことです。うーん、確かに手軽だけど、それってどうなんだろう…と、疑問に感じました。
 4・5名ずつに分かれて作業を進めてきたという高校生たちは、ある班はトランプに、ある班は同じくカードゲームの「ウノ」に点字を張っていました。また別の班では、絵本に点字を張っていました。
 カードの真ん中に張られたテプラ点字はまだ良いのですが、これも両サイドに張られていないとちょっと不便だったのでその旨は伝えておきました。
 かなり読みにくかったのが絵本に張られた点字です。というか、テプラのテープの幅が上下に広いので、綺麗に並べて張られた点字は、行間が物凄く広い点字になってしまい、なんだか文章としてのつながりがわかりにくかったのです。
 また、最初に点字の指導をしてくれた人はちゃんと説明してくれていたらしいのですが、話を聞いていた生徒とそうでない生徒がいたようで、「は」「へ」「う」の表記や大まかなマス空けのルールの出来に極端な差が生じていました。
 読みにくかったけれど、独自のアイディアが素晴らしかったのが、クリスマスツリー型に切った画用紙に、点字の双六を作った班でした。いろいろなアトラクションをこなしていくと、やがてクリスマスパーィーが開かれるというストーリーになっていて、ゴールはツリーのてっぺんです。これこそ、テプラの幅が邪魔して苦労しましたが、本当にそのアイディアに脱帽でした。
 いずれにしても、どの班の生徒たちも、私という一視覚障害者と、普通に一緒に遊べたことに喜びを感じてくれているのが伝わってきて、私も暖かな気持ちになりました。
 もう少し時間があれば、テプラで打つ点字のメリット・デメリットというか、ふさわしい用途について説明したかったなと思いました。

 来月から2ヶ月にわたって、同じ高校の別なクラスで、こんどはわたしが毎回見てあげられる状態での授業を予定しています。どこまでやれるか、私としてもチャレンジ精神で臨みたいと思っているところです。


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(「週刊福祉情報」コラムニスト・美月めぐみ)



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by amedia  at 16:28