素敵なお寿司屋さんと朗読会のお話
桜も満開を過ぎて、いよいよ春真っ盛りですね!
私の所属する「演劇結社ばっかりばっかり」も、もう恒例となった春の朗読会に向けて、稽古真っ盛りです。
さて、二月ほど前に、素敵なお寿司屋さんに行ってきたので、そのお話をしましょう。
それは、東京は東中野にある「名登利寿司(なとりずし)」という小さなお店です。ご夫婦お二人だけで切り盛りしてらっしゃるお店ですが、この奥様・佐川芳枝さんという方が大変に文才のある方なのです。お寿司屋さんの女将さんとして日々経験したことや感じたこと、そして旬のお寿司の美味しそうなお話をエッセイとしてたくさん書いて出版しておられるのです。
私も全てを読んだわけではないのですが、中の1冊を読ませていただいただけでも、お寿司が、とりわけこのお店のお寿司が食べたくてたまらなくなります。
最初、ラジオか何かで紹介されていて、音訳されたのを聞いたのがもう10年くらい前だったでしょうか。そのときは「お寿司って奥が深いな」とか「そのうち食べにいきたいな」で済んでしまったのです
ところが、元々寿司好きだった私は、1年ほど前から、それに輪をかけて「マイブームはお寿司よ」という状態になっていました。でも、もちろんお財布の都合があるので、どうしても回転寿司レベルに留まってしまいます。そんなおり、ふと思い出して、また佐川さんのエッセイを読みたくなり、ネットで点訳データを検索してみたら、10冊ほどヒットしました!
夢中で読んでいるうちに、もう矢も盾もたまらなくなり、相方に頼んで、誕生日にこの「名登利寿司」に連れていってもらうことにしてしまったのです。(実際には、その日は予約が一杯だったので、3日遅れになったのですが)
JRの東中野からも、東京メトロ東西線の落合からも程近いところにあるこのお店に行ってみると、本当に小ぢんまりとしたお店でした。
しかし、外まで出迎えてくれた芳枝さんは、本当に優しくて品のいい明るさを持ったご婦人でしたし、旦那さんである親方も、感じの良さと気風(きっぷ)の良さを併せ持った好人物でした。
そして!!もちろん、味は最高!!!3000円で「お任せ」で握っていただいた中には、私が初めて食べるホウボウの昆布締めなど、江戸前の仕事をきっちりしてある種もあり、これだけでも満足だったのですが、せっかくだからということで、お好みで車えび・煮アナゴ・ウニを握っていただきました。
どれもこれも美味しかったのですが、嬉しかったのが親方のご配慮です。晴眼者の相方には、全て付け台の上に並べていってましたが、私に対しては、煮アナゴなど、崩れやすいお寿司は、わざわざ小皿に取って、「このほうが食べやすいでしょ」とおっしゃって、手元に置いてくださったりなさるのです。
初めて訪れた客である私に、こんなに丁寧に親切にしてくださったことへの感謝と、そして赤ウニを、軍艦ではなく岩塩を載せて握ってくれたお寿司の、夢のような美味しさの記憶を胸に、家路に着いたのでした。
実は、この訪問の折り、佐川婦人にお願いして、エッセイを朗読会で読ませていただくことをお許しいただいてきました。
実際に、ブレイルメモポケットに彼女のエッセイを入れて持っていき、冒頭部分を少し朗読させていただいたのですが、とても喜んでくださったのです。
ということで、今着々と稽古に励んでいるばっかりばっかりの朗読会では、この佐川芳枝さんのエッセイを読ませていただきます。
他にも、思わず吹き出してしまいそうな作品、胸がキュンと鳴るような作品など、いろいろなお料理(?)を並べてみますので、皆さん、またどうぞ足をお運びくださいませ。
演劇結社ばっかりばっかり 第4回公演 「朗読ディナー ~昼の部あり~(食事なし)」
日時 5月23日土曜日、昼の部13時から、夜の部17時から。
場所 「ギャラリーハセガワ」
交通 JR山手線「原宿」駅竹下口より徒歩2分以内。(ご希望により、原宿駅か
らの誘導をいたします)
入場料 千円
お問い合わせ・お申し込みは、以下のアドレスへどうぞ。
mail@bakkaribakkari.com
出演者 石津正幸、大河内聡之、こんやゆうこ、美月めぐみ、鈴木大輔
ながら仕事でもホームページが楽しめる音声ブラウザ・ボイスサーフィン