続・チャレンジの季節
先週のコラムに関して、お二人の方から経験談をお寄せいただきましたので、今回はそれをご紹介してみたいと思います。
お一人は、都内の視覚障害者の方で、美術鑑賞ツアーに参加しておられる方。ボランティアの方の説明を聞きながら、もう長年いろいろ鑑賞してこられているそうです。
このツアー、ときには芸大の先生が解説されたりもするとのことです。
この方は中途失明の方なのですが、見えてらっしゃる頃には油絵をなさっていたそうで、やはり心に描く物も何か一味違う物をお持ちなのかもしれません。
私は彫刻等の造形物を鑑賞することは好きでしたが、絵を見るのはどうかなと思っていました。ところが、この1月に友人が個展を開いたのでお付き合いの気持ちで行ってみたのですが、彼女自身と私の連れが一所懸命説明してくれるのを聞いていたらどんどんイメージが広がり、「見えなくても、絵を鑑賞するってこともできるんだなぁ!」と、妙に感動してしまいました。しかも、明確に「この絵が好き!」と言える物まで見出すこともできたので、タイミングさえ合えばこれからもちょくちょく美術鑑賞に出かけたいとも思ったところでした。
さて、またこの方の情報によりますと、大田区では「ユニバーサル駅伝」なるイベントが行なわれているそうです。このイベントは、障害の有無や国籍の違いを超えて多くの人が参加し、共に汗を流して交流を図ろうという物で、それぞれのペースで1kmを走り(人によっては歩いても)たすきをつなげていくという素敵な競技のようです。
この方ご自身も参加なさっておられるばかりか実行委員としてもご活躍されておられます。
ちなみに、今年は6月6日に行なわれるとのことです。詳しくはこちらをご参照ください。
http://otaunieki.exblog.jp/
続いて、先週のコラムの後半、「視覚障害者でもできるボランティア活動はないものか」という内容に関して経験談を寄せてくださった方がいらっしゃいましたのでご紹介してみます。
この方は、長野市にお住まいのご高齢の視覚障害者の方ですが、長年盲学校の理療科教諭として活躍され、多くの治療家を世に送り出された方で、今でもとても元気に日々の暮らしを楽しんでおられます。
この方の特技は音楽で、特にお筝はプロ級の腕前です。ときおり、テレフォンサービスで詩吟の伴奏などをしておられるので、機会があれば読者の皆さんもぜひお聞きください。
近々の予定ですと、5月3日の朝9時から翌朝9時まで、音訳グループやまびこ会の方の詩吟に伴奏で参加された物を楽しませていただけるとのことです。
テレフォンサービス:026-224-1122
そして、この方からのメールによりますと、視覚に障害があっても、またご高齢であっても、やはり人の役に立ちたいというお気持ちは変わらないということで、デイサービスに集まったお年寄りの皆さんからのリクエストに応じてハーモニカを演奏され、とても喜ばれているとのことです。
この方のお話しを伺い、長年治療家を世に送り出してこられたことも含め、間接的にせよ直接的にせよ、なんと多くの人の役に立ってこられたことかと、尊敬せずにはおられません。
私も、非力ではありますが、自分の持ちうる力を少しでも高め、人の心を癒せる者になって行きたいと、改めて感じさせられた次第です。
お二人、素敵なお話を本当にありがとうございました!!
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