名古屋旅行記-ガイドブックにご用心(後編)
2月13日、名古屋珍道中の続きです。
かなりの長文になっていますが、お暇な時間にゆっくりお付き合いくださいませ。
10時ちょっと前に名古屋駅に戻った私たちは、ガイドブックに載っていた別のモーニングサービスのことを思い出し、さらに闘志を燃やして挑みました。 これは、やはりドリンク料金だけで焼きたてパンが食べ放題のお店です。
でも、前述したように、既に1.5人前ずつのモーニングを食べていた私たちは、当然そんなには食べられないのでどうしようかとは思ったのですが、やっぱりせっかくなので行ってみました。
黒川から名古屋駅に戻るのに使った市営地下鉄東山線の南改札から近いところにあるサンロードに面した『シャポーブラン』というお店です。
パンの食べ放題といっても、そんなにいろいろ楽しめるもんでもないだろうと思っていったらさにあらず。全てコロコロと一口大にカットされたパンたちなので、連れはコーヒー、私はココアで、何種類もの味のパンを堪能してこられました。まぁ、パンとしてはもっと美味しいところがいろいろあると思うのですが、やはりバイキングは楽しいのでした。
こちらは、ドリンクがオール480円で、パンの食べ放題の他に、ゆで卵が一つ付きます。
モーニング:AM7:30~AM11:30
『シャホーブラン サンロード店』住所:愛知県名古屋市中村区名駅4-7-25サンロード地下街
TEL: 052-551-2551
なお、この情報は、2005年に出たガイドブックの情報でも大丈夫でした。ま、ドリンクが100円上がってこの値段になっていたのですが。
さて、朗読会を始めるための準備スタッフとの待ち合わせは12時です。
この時点でまだ時間があったので、件の2005年番のガイドブックに従い、名古屋の駅ビルである『JRセントラルタワーズ』最上階の51回にあるという『パノラマハウス』という展望台に向かうことにしました。
ガイドブックによると、地上245メートルのところにあり、天井まで6メートル、窓の高さが5メートルもある展望室で、360度の眺望が楽しめ、市内はもとより、アルプス連峰や御嶽山(おんたけさん)、伊勢湾も一望できると書かれているのです。
私は全盲ですが、見える人と一緒の場合、その人の目でそれらの眺めを楽しんでもらい、その様子を聞くのが大好きなのです。だから、とても楽しみにしていきました。
セントラルタワーズはツインタワーになっていて、高島屋のあるほうのより高いビルにあるはずです。
ガイドブックに従い12回まで普通のエレベーターで移動し、底から展望台専用のエレベータに乗ります。
ところがここで不思議なことが…。ガイドブックによれば、ここで大人は700円を支払わないと展望台にはいけないはずなのです。なのに、どこにもお金を払うところはなく、ただでエレベーターに乗れてしまったのです。上で払うのかなと思いながら行ってみましたが、降りたところにも何のチェック機構もありません。
それどころか、なんと51回に降り立っても360度のパノラマなんて見えるような状態ではないのです。あるのは、エステ、美容室、カフェ、レストラン…。確かにそれぞれのお店に入ればそこの窓からの眺めは見事であるに違いありません。見れば、フロアーの天井もかなりの高さですから、ガイドブックに書かれていたフロアーに違いありません。
狐につままれたような気持ちで12回に降りてきて、連れが見た物と私がガイドブックで調べた物をつき合わせてみると、ガイドブックには「パノラマハウス」と書かれていますが、そこにあったのは「パノラマサロン」なのでした。
「きっと、商用で店舗として提供するほうが儲かるのかしらね」 などと寂しく想像しながら、いまさらのように本屋さんに立ち寄り、最新と思われるガイドブックを求める私と連れでした。
もう時間もあまりなくなっていたので、ミニミニ名古屋観光はここで諦めて朗読会会場である盲導犬センターへと向かったのでした。
後日、ゆっくり調べてみると、いやはやとても口惜しい事実を知りました。
「パノラマハウス」は2005年9月で終了してしまったのですが、その理由が、なんとこのビルの道を挟んだ向かい側に新しいビル「ミッドランドスクエア」というのが完成し、地上245メートルの「パノラマハウス」より2メートル高い地上247メートルのところに、天井のない回廊式の展望室「スカイプロムナード」というのができたからだというのです。
私は、この新しい展望室の存在を知らなかったため、ミニミニ名古屋観光を挫折のうちに終わってしまったのでしたが、そんなに近いところにそんなに素敵な展望室ができていたのなら、ぜひとも行ってみたかったものです。
しかし、名古屋は逃げません。またそう遠くない時期に再訪して、こんどはお腹だけじゃなくて、心のスクリーンもしっかり満たしてきたいと思っています。
そうそう、モーニングはいささか負け気味でしたが、翌日の夜、中日劇場の宝塚を堪能した後、地元の先輩に連れて行っていただいたお店で、しっかり名古屋飯を満喫しました。市営地下鉄名城線・東山線の栄駅の地下街にある『万年坂』というお蕎麦屋さんです。
私たちがいただいたのは、その名もズバリ「名古屋名物定食」でした。天むす3個、味噌かつ、きしめん、お漬物でたったの千円!お腹いっぱいになったし、けっこう美味しいお店でした。定食類も充実しているし、リーズナブルだし、天むすのテイクアウトもあるし、近くに行ったら寄ってみると良いかもしれません。
『万年坂 栄地下街店』
中区栄3-5-12 栄地下街
TEL: 052-971-6197
営業時間:11:00~21:00(L.O. 20:20)
その後、遅い時間の新幹線に乗り込んだ私たちは、「尾張良いとこ一度はおいで」、いや、「終わり良ければ全て良し」といった充実感で、安眠しながら運ばれていったのでした。
今回は、お店の情報をちょっと載せてみましたが、これもいつどうなるかわかりませんので、それぞれのお店にお越しの際は、一応電話で確認してみてくださいね、くれぐれも!実感を込めて!
(おわり)
P.S
この記事を書くためにいろいろ調べ物をしていたら、面白いページを見つけましたので、貼り付けておきます。ぜひアクセスしてみてください。
車いす【くるみゃ~す】でいりゃあせ!名古屋めしバリアフリーマップ
http://www.crayon-box.jp/nagoyameshi/758meshi-index/topindex.htm