福祉コラムを書いてきて
思えば、かれこれ4年になるでしょうか。このコラム欄を担当させていただいて、私自身、ただ漠然と街の中を歩くのではなく、常にバリアフリーはどうなっているか、遭遇する事柄が理不尽なことなのかどうかなど、いろいろ考えながら過ごすようになりました。今では、それが癖になっているくらいです。
こうしていろいろなことを書いてきた私ですが、このあたりでコラム欄に一区切りをつけなければと思っています。
皆さん、長い間私の拙い文章にお付き合いいただきまして、本当にありがとうございました。
4年前と、いったい何が変わったのでしょう。変わったこともあるし、相変わらずのこともあります。
昨日も、日本点字図書館に行こうと高田馬場の駅から歩いていると、いわゆる「誘導ブロック」の上に、大きな車両が停車しています。どうやら、近くにある自動販売機をどうにかしようとしている作業中のようです。狭い道なので仕方がないのかもしれませんが、ガードマン的な人も置かず、何かしらの作業を続けている様子です。「危ないでしょ?」と言ったら「すいませんね」と嫌な感じで反応されました。そこで、「この近くに視覚障害者がよくいく点字図書館があるのは認識してますか?」と聞いてみると「そんなのわかんないよ、わかんないったらわかんないんだよ、悪いかよ」と、暗く逆切れされてしまいました。
いっぽう、技術的な進歩はこの4年の間にもありました。それは、視覚障害者関係のIT関連商品の小型化です。
ブレイルメモポケットといい、プレクストークPTP1といい、どこでも読み書きが自由にできるようになっています。さらに、アメディアからは活字読み上げ拡大読書機を超小型軽量化した「携帯リーダー」も発売されました。友人はこれを日常生活用具の給付制度を利用して購入し、目の見えないご夫婦同士で便利に使っていると話してくれました。小さめの商品箱に書かれている内容の一部だけでも読み上げてくれれば、とても便利だと話してくれました。
技術的バリアフリーの進歩に、人的バリアフリーも追いついてくれれば良いのにと、そんなふうに振り返ってしまった私でした。
皆さん、長い間私の拙い文章にお付き合いいただきまして、本当にありがとうございました。…って、私がこのコラム欄を引退するような印象になりましたか?
はい、本日は4月1日、エイプリルフールです。この日と、福祉情報の発行日の木曜日が重なったのはこれが初めてだと思います。
というわけで、一度やってみたかっただけです。
ま、4月ですので、気持ちを新たにしていくことは大事ですから、本当に気持ち的には区切りをつけてみますが、もちろんこれからも書かせていただきますので、皆さん、今後ともよろしくお付き合いくださいませ。